特別気配と優待クロスでの活用方法

証券会社によっては10万円以下だと手数料が無料だったり、50万円を境にして株価が変わったりします。

そういう場合には「10万円以下で寄り付くならクロスしたい」とか「50万円以下ならクロスしたい」とか考えることもあるかもしれません。

そういう場合に特別気配を利用することでリスクを軽減できるかもしれません。

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特別気配とは?

まず、特別気配をご存じない方のためへのご説明です。

ご説明といっても、ネットで調べれば沢山出てきます。JPXのHPより引用してみます。

株価が、例えば1,000円の時に、その直後に1,100円、その後すぐに950円というように、次から次に大きく変動し、乱高下してしまうと、成行注文を出した場合には思わぬ値段で売買が成立してしまう可能性がありますし、注文を出すタイミングも難しくなってしまいます。

そこで東証では、価格を決定する場合、直前の価格と比較して一定の値幅の範囲内のときに限り、即時に次の売買を成立させることとしています。その値幅を「気配の更新値幅」といい、直前の価格を基準として定められています。

直前の価格から更新値幅を超えた水準で次の売買が成立するような場合には、即時に売買を成立させず、更新値幅の範囲内で「特別気配」を表示します。直前の価格よりも高い値段で売買が成立する状態の場合は「買」特別気配を、安い値段で成立する状態の場合は「売」特別気配を表示します。

例えば、直前の約定値段が1,000円のときで、その次の約定値段が1,050円 (+50円)となってしまうような場合には、気配の更新値幅が30円ですから、1,030円に買特別気配を表示して、「1,030円よりも高いところに買注文がありますが、売注文はありませんか」と呼び込みます。このように特別気配を表示することで、一瞬のうちに価格が大きく動くことがないため、投資者の方は発注のタイミングを図ることができます。また、買特別気配を表示したことで売注文が出てきた場合には、買注文を出した投資者は割安な値段で買えるわけです。

なお、特別気配を表示しても、反対の注文が入ってこないで、その特別気配値段で売買が成立しない場合には、3分間隔で特別気配を更新して徐々に売買が成立する値段に近づけていきます。この値幅は、気配の更新値幅と同じです。

とても簡単に要約すると・・・

直前と比較して大きい値幅がある注文が実行されそうになる場合には3分間隔で特別気配を更新しますよ。

ということでしょうか・・・。

値幅は株価によって以下のように決まっています。(10,000円以上は省略)

気配値段 値幅
200円未満 上下 5円
500円未満 8円
700円未満 10円
1,000円未満 15円
1,500円未満 30円
2,000円未満 40円
3,000円未満 50円
5,000円未満 70円
7,000円未満 100円
10,000円未満 150円

例えば、100株で直前株価が1株990円の株価のものの場合には15円の値幅を超える場合に特別気配となります。

さて、前置きが長くなりましたがここからが本題になります。

クロス取引の成行注文でも?

特別気配の説明は楽天証券のHPには以下のようにあります。

大事な部分を拡大してみます。

「特別気配」は取引時間中であれば始値決定前でもザラ場中でも表示され・・・という点です。

取引時間前は合致点で出ていたりしますが、取引時間になると特別気配になるということです。

クロス取引での具体例を二つほど挙げてみます。

①前日終値が990円の銘柄のクロス(特別買い気配)・・・値幅15円

この株価はドキドキしますね。

この場合には15円という値幅のために、1001円で寄り付く場合には特別気配にはなりません。

よって、ちょっと買いが優勢な場合には1000円を超えて約定するリスクがあります。

もしどうしても1000円超えたら嫌、かつリスクを負いたくない場合には特別気配中に注文を取り消す対応も可能です。

※売りと買い注文療法を取り消す必要があるので、タイミングを間違うとどちらかだけ約定する可能性がありますので、特に板が薄かったりするものはご注意ください。

②前日終値が980円の銘柄のクロス(特別買い気配)・・・値幅15円

この場合には特別気配にならない場合には最高でも995円で寄り付くということになります。

ということは、特別気配にならなければ安心して1000円を超えないでクロスができるということになります。

※特別気配になったからといって、必ず1000円を超えるとは限りません。

上記①、②のような考え方ができると少し幅が広がると思います。

なお、複数単元でも利用は可能かもしれません。例えば、980円の株を5単元欲しく、500株で50万円を超えたくない場合などです。

※分けた方が安くなる可能性もありますので、注意は必要です。

特別売り気配も?

特別気配には売りが優勢なこともあります。

それも場合によっては使えるかもしれません。

例えば、1010円の株価のものが特別売り気配になっている場合には、その時点では1000円を切るような株価で寄り付く可能性が高いと言えそうです。

あくまでも、可能性が高いというだけで、必ず1000円以下で寄り付く訳ではありませんので注意は必要です。(その後の買い注文が増えれば1000円超で寄り付く可能性はあります)

ただ、大きく売りが優勢な場合には1000円を割るとか、5000円を割るとかという判断自体はできると思います。

10万円を切りそうならクロスする。という手法ができるかもしれません。

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最後に

特別気配に関するいくつかの例を挙げてみました。

いくら以上が特別気配になるのか等は覚える必要はありませんので、ご自身でクロスを考えている銘柄が手数料のボーダーにある場合に、都度調べてみると安心できるかもしれません。

手数料がボーダーの場合以外にはあまり意味はありませんので、あくまでもボーダーをまたぎそうな場合に少し考慮できる手法として覚えて負いていただければと思っています。

基本3分間の猶予を利用してみては如何でしょう。

※3分未満になる場合もありますし、大きく値が動く場合には6分やそれ以上の場合もあります。

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