【15営業日対応】フライングクロスとは〜概要やデメリットも

追記※2019年7月16日約定からは受け渡しが2営業日後に変更になっています。ご注意ください。

※最新の15営業日用に対応させた記事になります。

優待のタダ取り方法としてクロス取引(つなぎ売り)をしている方は多いと思います。

今回はSBI証券の短期(15営業日)一般信用売りの強制決済を利用した「フライングクロス」の概要と実践方法をご紹介したいと思います。

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フライングクロスとは?

まず「フライングクロス」とは正式な名称ではありません。ネット上などで派生して出来た呼び方です。よって、SBI証券に電話をして、「フライングクロスした銘柄なんですが・・・」と言って通用するかは不明です。

また、本来は15営業日以内に返済しないといけないものを返済しないことによる強制決済を利用する方法のため、前向きに推奨するわけではございません。

では具体的に見ていきましょう。

優待の現渡しを利用したクロス取引(つなぎ売り)をしようとしても、在庫がすぐになくなってしまって取れないということは多々ありますよね。

現渡しを利用できないタイミングになりますが、1日だけ早く在庫を確保することで優待を取得する方法がフライングクロスです。

フライングクロスとはSBI証券の短期(15日)一般信用売りを利用したクロス取引(つなぎ売り)で、約定日を含めて16営業日目の朝の強制決済を利用した手法です。(約定日を含めて15営業日以内に返済しない場合は16営業日目の朝に強制で買い戻しが行われます。

通常のクロス取引(つなぎ売り)は権利落ち日に「現渡し」をすることで決済を行いますが、フライングクロスの場合は現渡しができません

フライングクロスでは16営業日目の朝に一般信用売りした分のみ強制決済されます。よって現物株式の分は同じ日の朝で成行売りの注文を出す必要があります。(現物株も16営業日目の朝に売り注文をすることで、信用売りの強制決済と同金額で約定させることが可能になります。)

フライングクロスのデメリットは現渡しできないことで手数料が2重にかかることになります。

※応用として、現物株式の成行売りではなく、【強制決済の朝に新しく成行信用売+現渡し】で手数料が節約できるケースがあります。最初のうちは話が難しいかもしれませんので無視していただいても結構です。

これまで、言葉だけで書いてきましたが、フライングクロスを知らない方で、文章だけで理解できる方は少ないと思いますので、具体的にカレンダーを用いて考えていきます。

いつするの?

約定日から数えて権利付き最終日が15営業日目に来るようにします。(16営業日目が権利落ち日になるように)

実際にカレンダーを見た方がわかりやすいと思います。

2018年6月末日が権利日の場合で見ていきましょう。(権利日や権利落ち日、権利付き最終日等の基礎はコチラでご説明しています。)

追記※2019年7月16日約定からは2営業日前に変更になっています。よって2019年7月16日以降に上記のカレンダーの並びの場合には権利落ち日は28日になり、約定は7日ということになります。以下はあくまで2018年6月のものです。

約定日を含めて15営業日目が権利付最終日になるように注文

わざと権利付最終日には返済しない

権利落ち日の朝の寄り付きで信用売り分の強制決済が行われる。(それに合わせて持っている現物株も処分する)

コストは多くかかるがクロス取引(つなぎ売り)が完了する

という流れです。

本来であれば約定日を含めて15営業日以内の返済のため26日中には決済する必要がありますが、わざと決済をしないようにします。そうすることで強制的に27日に持ち越す状態が発生します。(権利がもらえる状態)

ただ、27日の朝には短期(15日)信用売りした分だけが強制決済されます。同じ単価で現物株式も決済するように(27日朝約定するように)売り注文しておけば取引は完了します。

お分かりになりましたでしょうか?

短期(15日)一般信用クロス取引(つなぎ売り)のやり方はコチラで画像付きでご紹介していますのでご参照ください。最後の「現渡し」の部分が上記のようにするだけです。

フライングクロスの特徴(メリット・デメリット)

メリット

・優待が取得しやすくなる。

・翌日に欲しい銘柄等があり手数料コースを変えたい場合には手数料コースを変更して対応できる。(手数料コースの変更はSBI証券のHPをごらんください。0時以降の注文分から違う手数料コースで優待を取得することができます。)

デメリット

・手数料が余計にかかってしまう。(現物の決済+信用売りの強制決済分+貸株料)

 およそのフライングクロスのコスト表はこちらです。

・フライングクロスをする必要がなかった場合がある。(結果論として翌日以降も信用残が残っていることがあります。)

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最後に

SBI証券のフライングクロスは競争が激しい月や銘柄、または残がすでに少ないもの(▲の状態)をおすすめします。

銘柄によっては、数秒で売り切れる場合もあります。連打しても取れないことも多いので19時前にスタンバイして挑むようにした方が良いかもしれません。

また、手数料や金利、貸株料等をしっかりと計算して採算がマイナスにならないようにしてください。特に5営業日→15営業日に変更になったことで貸株料は今までの約3倍に膨れますのでご注意ください。

本来は推奨できるやり方ではないため、今後においてペナルティー等が発生する可能性があるかもしれません。

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