SBI証券の一般信用売りが15営業日になり、手数料の節約法を色々な証券会社で考えるようになりました。
そんな中で、実際に検証してもらった技が一つありますので、貴重な情報に感謝しつつご紹介させていただきます。
少々複雑なないようになりますので、初心者の方は読まない方が良いかもしれません。
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アクティブプランなら10万円以下ならフライングクロスの強制決済も無料なのか!?
SBI証券のアクティブプランは、
・信用取引
・現物取引
のそれぞれ10万円までが手数料が無料です。
ということは、通常であれば、毎日それぞれ10万円までの取引であれば手数料は現渡しも含めて無料です。(貸株料はかかります。)
ここで考えたのは、
フライングクロスをした場合でも、アクティブプランであれば強制決済が0円になるのか・・・!?
ということです。
4月4日の記事でも書かせていただいた疑問ですが、私は少しの貸株料をケチったために検証ができずに、実際に検証していただいた方よりメッセージをいただきましたので、ご紹介します。(ご協力ありがとうございました。)
結果として、アクティブプランであれば
強制決済の手数料も0円
という結果になります。
フライングの余計な強制決済の手数料を支払わなくてよくなるので、とても有益な情報ですよね。
フライングクロスをしたい銘柄が1銘柄で10万円以内の場合には非常に使えると思います。翌日以降はスタンダードプランに変更すれば、通常クロスにも影響はほぼありません。
同時に注意点も教えていただいたので、ご紹介させていただきます。
強制決済時のためにいつアクティブプランにしておく必要があるのか!?
権利落ち日に強制決済の発注がかかるわけではなく、権利付最終日の夜に強制決済の発注がなされます。
よって、権利付最終日にはアクティブプランにしておく必要があります。
具体的に2018年4月のケースでお話します。
権利付最終日は4月24日
権利落ち日が4月25日
でフライングクロスをしていた場合には、24日の夜に強制決済の発注がなされます。
よって、23日の23時29分までに変更手続きをする→24日にアクティブプランにしておく必要があります。
これによりまた弊害が出る可能性もあります。
権利付最終日がアクティブプランになる
権利付最終日がアクティブプランにすることで、権利付最終日の日中に取得する(取得できる可能性がある)銘柄にもアクティブプランが適用されます。
これに関しては、アクティブプランの方が良いケースもあるために一長一短だと思います。
ただ、最終日に取得しようとしているのが、どちらのプランが良いかを予測するのは事前には不可能なケースが多いです。というのは、クロスの状況は日々変わっていくので、取得が思うように進まないことが多いために、最終日で取得するべき銘柄の予測ができないためです。
対策としては、権利付最終日の前日の19時以降の争奪戦終了後に
①もう取得したい銘柄がない場合・・・権利付最終日にアクティブプランにする
②取得したい銘柄の合計が10万円以下・・・権利付最終日にアクティブプランにする
③10万円以下の銘柄もそれ以上の銘柄も取得できる可能性がある・・・保険をかけてスタンダードプランにしてしまう(強制決済の手数料を払う。)
④取得したい銘柄が10万円以上の場合・・・保険をかけてスタンダードプランにしてしまう(強制決済の手数料を払う。)
という形が一般的でしょう。
③、④の場合には現物株の手数料を節約するために、権利落ち日0時〜アクティブプランに変更して、該当銘柄(現物)の売却発注することをオススメします。そうすることで、強制決済の手数料のみを余計に払うだけで済みます。
ちょっとややこしいですかね。
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まとめ
この方法はフライングクロスをしたい銘柄の合計金額が10万円以内の場合のみの検討になります。
ただ、一般信用売りが15営業日になったことで、フライングを検討する銘柄自体が低位株に自ずとなっていく中で使える技になるかもしれませんので、知っておくと良いと思います。
デメリットとしては、権利付最終日がアクティブプランになることですが、もしもの場合はスタンダードプランで対応するだけのことですので大した痛手にはなりません。