ドルコスト平均法による投資の利点

「ドルコスト平均法」という言葉をご存知でしょうか?

知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、実は様々なところで使われているんですよ。従業員持株会や先日ご紹介しましたウェルスナビ(ロボアドバイザー)、IDeCoなどでも利用されています。

実は身近なドルコスト平均法とはなんでしょうか。

スポンサーリンク


ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法は

株式などの金融商品を長期にわたって一定額ずつ買い付けていくことで価格変動リスクを分散する投資手法。投資額が一定であるため、株式の場合には株価が高いときには少ない株数を、逆に下がったときには多くの株数を購入するため、平均購入コストが安定する。(知恵蔵より)

という手法です。

決まった額を毎回投資することで、高い時は少なめ・安い時は多めの量を購入することが平均コストを安定させるようです。

※決まった数量を毎回投資する手法もあります。

平均購入コストの事例

ドルコスト平均法の購入単価の事例

毎月10万円を投資する場合で、以下のような株価の変動(900円±100円)をしている場合

  1月 2月 3月 4月 合計
株価 1000円 800円 1000円 800円 平均900円
購入できる数量 100株 125株 100株 125株 450株
出資額 10万円 10万円 10万円 10万円 40万円

株価の平均は900円ですから、実際の1株あたりの平均取得費用は900円になりそうです。

ただ、実際には40万円の出資で450株を取得しているため、400000円/450株=888円(1株あたりの取得単価は平均の株価よりやすくなります。)

となり、1株あたりの平均の取得費用が900円より安くなります。

※取得費用(手数料)は考えていません。

これがドルコスト平均法の特徴になります。

なお、同金額の投資ではなく、同数量を購入した場合の平均の取得費用も計算してみます。

毎回同数量を購入した場合の事例

同じような条件で毎回100株を購入した場合で算出してみます。

  1月 2月 3月 4月 合計
株価 1000円 800円 1000円 800円 平均900円
購入する数量 100株 100株 100株 100株 400株
出資額 10万円 8万円 10万円 8万円 36万円

この場合の1株あたりの平均取得費用は360000円/400株=900円となり、ドルコスト平均の方がお得に株式を取得できることがわかります。

ドルコスト平均法は万能?

結論を言うと万能ではありません。

上記の例で見ると、もし株価が800円の時に一気に40万円を投資していれば合計株数は500株となり、ドルコスト平均法より高い効果を得られます。(結果論)

また、株価の下落がずっと続く場合をみてみます。(平均900円にするため5ヶ月にしています)

  1月 2月 3月 4月 5月 合計
株価 1100円 1000円 900円 800円 700円 平均900円
購入できる数量 約91株 100株 約111株 125株 約143株 約570株
出資額 10万円 10万円 10万円 10万円 10万円 50万円

この場合の1株の平均取得単価は約877円となり、期間の株価の平均よりは優れています。しかし下がり続ける局面においては最終時点の5月の株価と比較するとかなり割高で取得していることが分かります。

よってあくまでも株価が上下する中で有効な手法ということが分かります。(株価は基本的には上下しますが、長い期間にわたり下降トレンドのものには効果が発揮しづらい特徴があるといえます。)
スポンサーリンク


まとめ

ドルコスト投資法とは毎回一定額を長期にわたって投資する手法です。

一定の条件下では最大限の効果は発揮できませんが、長期にわたって投資をすることで取得単価の安定化ができます。

従業員持株会や毎月一定額を出資する投資、IDeCoなどにもこの手法が用いられています。

スポンサーリンク


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする